セコガニ(セイコガニ、香箱ガニ)のシーズンが
いよいよやってきます。
セコガニはズワイガニのメスを指しますが、
そのおいしさから「海の宝石」とも呼ばれています。
人気の秘密は何と言ってもカニみそと内子です。
松葉ガニや越前ガニとも呼ばれるオスのズワイガニとは、
また趣の異なる味で、多くのファンもいます。
セコガニの解禁2016はいつ?
2016年のセコガニの漁期は、11月6日から12月31日まで
となっています。
オスのズワイガニの漁期はおおむね4か月から7か月くらいですから、
非常に短い期間のみしか漁ができません。
言うまでもなくこれは海洋資源保護のためですが、実はズワイガニの
メスの漁が認められているのは、世界中でも日本くらいなのです。
ロシアなどでは通年にわたってその漁は禁止されていますので、
セコガニを味わうことができるのも、およそ日本くらいなのです。
まさに日本に生まれてよかったと実感できることのひとつですね。
おススメの食べ方は?
セコガニのおいしさは何といってもカニみそや内子ですから、
それを十二分に引き出す食べ方がおススメです。
サイズも小さいので身のほうはあくまでもオマケです。
また濃厚なだしも取れるので、こちらも活かしたいところ。
まずはもっともおススメなのは、なんといってもみそや内子に
脚肉を混ぜた味噌和えです。
このカニのみそは特に濃厚ですから、本当においしいです。
できればカニは茹でたり、蒸したものではなく生のほうが
みその風味もいいです。
この味噌和えはご飯や酢飯にかけて丼にしてもいいですし、
炙ったりしても風味が増します。
あらかじめむいておいた身をこれに乗せて、香箱ガニにしてもいいでしょう。
外子は特に味わいは乏しいので食感を楽しむ意味で混ぜるか、
外子のみをだし醤油などに漬け込んでもイケます。
オーソドックスなカニ汁や鍋にしてもいいですし、
その際にカニみそを混ぜれば、さらに濃厚な味となります。
また本場の鳥取の地元などではセコガニで作るラーメンや
内子やみそも入れるクリームコロッケなども食べられています。
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